第3回 パイロットには何が見えてるの?

皆さんこんにちは。

今回は、空撮を行う際に、パイロットが見ている画面について紹介したいと思います。
パイロットは、送信機(プロポ)の小さな画面に映し出される飛行間の映像のほか、各種の設定やリアルタイムで表示される様々なデータを確認しながら飛行させています。

ドローンによる空撮は、機体に搭載されたFPV(First Person View:一人称視点の視界)カメラや機体に別途、搭載するジンバル(飛行時の機体の揺れや振動を抑える機能)カメラなどで行われます。

空撮をすると一般的には何も加工されていない映像(設定により日付などを入れることもできます)がSDカードなどに記録されます。

下に掲載した写真は、パイロットが見ているプロポのスクリーン画面になります。

中央の大きな映像は、ジンバルカメラの映像(この写真ではZOOMレンズ)で、右下にはFPVカメラの映像、左下には地図が表示されています。

ドローン本体には、機体の位置情報や障害物などを検知するための各種センサーも搭載されているので、これらも表示されています。このためパイロットは、小さな画面に表示された数多くのボタンを操作し、表示された情報を把握しつつ安全に飛行させています。

搭載したジンバルカメラには、広角レンズ(WIDE)と望遠レンズ(ZOOM)のほかに赤外線サーマルカメラ(IR)と測距機能があるので、いろんな機能の切り替えボタンなども併せて表示されます。
せっかくの機会ですので、ZENMUSE H20T赤外線サーマルカメラ(IRカメラ)の映像も紹介したいと思います。
IRカメラの映像は、単独での表示のほか、ZOOMレンズの映像と2画面(下の写真)で表示することもできます。紹介する写真にも注釈をつけていますので併せてご覧ください。

IRカメラでは、検出したい温度範囲を指定したり、撮影シーンや撮影対象に合わせて選択できるカラーパレットなどの機能で視認性を向上させることもできます。

如何でしたか?
パイロットが見る画面には、カメラを通じて映し出される映像のみならず、様々なリアルタイム情報も表示されるため、これらを飛行間にチェックしながら安全に飛行させています。
投稿者は、極小文字の判読が結構大変ですが・・・(涙)

資格を取得しても、機材を使いこなすためには、勉強と練習(経験)の積み上げが大切ですね。

今回は、操作や動作を確認(検証)したときの映像を用いて、パイロットに見えている画面を紹介しましたが、お気づきだったでしょうか?
一番初めのドローンを格納しているケースの写真に、緑色の点があるのを・・・草の中にいたら危ないと感じ、黒いケースの上に避難してきたのでしょうか?

デジカメの顕微鏡モードで接写してみました。興味がある方は拡大してお楽しみください(汗)

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