三寒四温

皆さんこんにちは。

このところ、春先を思わせるような天候が続いていましたが、今季最強の寒波が訪れて、真冬の景色に一変しました。
2月の中旬頃から「三寒四温」という言葉が使われるようになりますが、7日間のうち3日間寒い日があると、4日間は暖かい日の周期が繰り返されるという気候のことで、徐々に寒さが和らぎ春を迎えるという時期に使われたりしています。

2月8日、今期最強の寒波が到来し、日本各地で大雪となり交通網が麻痺したり、物流にも大きな影響を及ぼしました。
最近の天気予報では、「線状降水帯」など、これまであまりなじみがない言葉が使われるようになりました。今回も最強の寒波はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)によるものという何だか専門的な言葉が天気予報やニュースなどで聞かれるようになりましたね。

JPCZの正体は「日本海上で冷たい風同士がぶつかることで発生する活発な帯状の雪雲」の事を指すそうです。冬

型の気圧配置で強い寒気が南下することによって、朝鮮半島にある白頭山などの標高が高い山によって分断された寒気が、日本海上で再び合流(収束)し、強い寒気の帯になり、そこで雪雲が発達することにより日本海側を中心に大雪をもたらすということだそうです。

この日は、在来線の運転見合わせが発表されており、村上駅(写真上)でも複数の電車がホームにありました。

同じ、羽越本線の桑川駅(写真下)は、目の前が日本海で冬になると風が強く、ほとんど積雪とならない場所と思っていましたが、随分と雪が積もっていました。JPCZの影響なのでしょうね。

一方、山形県の米坂線手ノ子駅や沼沢駅(写真下)のほうは、ずーと雪が降り続いており、除雪を行ってもきりがないくらい降り続いていました。

冬の日本海と言えば、荒れ狂った波が押し寄せるイメージが強いのではないでしょうか。
荒れた日本海を見ていつも思うことは、ウミネコなどの海鳥は何を食べているのだろう?食事にありつけるのかな?などと考えてしまいます。
この日も海鳥たちは、波の谷間を縫うように元気に飛んでいました。その遠くには、粟島がうっすらと見えています。

そんな海を見ていると、いつの間にか次々と頭の中で演歌が流れていました(笑)
波の谷間にぃ~命のぉ~♪ 何処へ帰るの 海鳥たちよ~♪ 追いかけて~日本海~♪ 

天気予報では、またJPCZが発生して大雪に対する警戒を呼び掛けています。どうぞ皆さんご安全に!

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