テールゲートリフター作業従事者特別教育

皆さんこんにちは。
今回は、テールゲートリフター作業従事者特別教育の様子を紹介したいと思います。
「テールゲートリフター」という言葉を聞いてピンとくる方もいると思いますが、初めて聞く言葉という方も多いのではないでしょうか。
大型トラックの荷台の後部に取り付けられていることが多い装置ですが、私たちの身近でテールゲートリフターが取り付けられている車両を見かけることもできます。
例えば、スーパーやコンビニの駐車場でトラックの荷台から、荷物を載せた昇降板を上下に動かして、高さのある荷台に荷物を積み降ろしている場面だったり
引っ越しの荷物やプロパンガスのボンベなどの積み降ろしの場面などで、活躍している装置を見たことがあるのではないでしょうか。
まだイメージがわかないという方は、下記のアドレスをクリックすると、極東工業株式会社様のテールゲートリフター(商品名:パワーゲート)のページが表示されます。
https://www.kyokuto.com/product/buturyu_lifter_03.html
テールゲートリフターは、操作が簡単で便利な反面、誤った操作や取扱いで、事故が後を絶たないということから、令和3年12月から「陸上貨物運送業における荷役作業の安全対策に関する検討会」が令和4年8月まで毎月開催され、
労働安全衛生規則が段階的に改正されることとなりました。これにより「テールゲートリフターの操作に係る特別教育」が義務付けられました。(令和6年2月から施行)
特別教育は、学科教育(示された科目を合計4時間)と実技教育(操作の方法を2時間以上)を行うこととされています。なお、これまでの業務への従事歴などによって教育内容や時間の一部を省略することもできます。
また、特別教育を行ったときは、事業者が受講者、科目等の記録を作成し、3年間保存することとされています。

当日の天候は雨でしたが、屋外で実技を行う時には心配していた雨も上がり、時間経過に伴い青空も見えてきました。

雨で濡れた昇降板の上は、新車(新品の装置)といっても滑りやすいので慎重に行動します。

昇降板は、一見広そうに見えますが、荷物を乗せると意外と狭く感じます。昇降板から荷物がはみ出したり、誤って荷物や作業をしている本人が転落しないように気を付けます。

昇降板は、油圧装置からリモコンケーブルを取り出してボタン操作できるほか、油圧装置の本体でボタン操作することもできます。
今回の特別教育を通じて、特別教育の必要性(行う事となった背景)、関係法令、事故事例、危険見積、安全確認、操作手順など様々なことを教授することができました。
特に、「速度や動作(手順)のスムーズさを追求するのではなく、安全は全てに優先し、正確・確実な操作の実行と危険見積に基づく状況判断能力」を身につけることができました。
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