暗順応と明順応

皆さんこんにちは。
9月29日、関東(東京都心)では、1886年の統計開始以降最長となる34日間連続の雨を観測したと報道されていました。これも気候変動の影響なのでしょうか?
さて今回も、長雨の影響がほとんど感じられない日本海側からの様子と併せて、9月下旬の秋晴れの日に片側交互通行の交通誘導を行ったときの様子と暗順応・明順応について紹介します。
9月下旬になると日中と朝晩の寒暖差が身に染みる季節となります。まだ紅葉が始まる前でしたが、片側交互通行の規制を行っていた歩道には、秋を感じさせる山栗(写真1枚目)やクルミがいくつも落ちていました。

この交通誘導の現場は、トンネル内の照明設備工事に伴う片側交互通行で、トンネル内の照明のみならずその照明に電力を供給するための配電設備や電力ケーブルなどがトンネル外に設置されているため、トンネルの前後にも長い片側交互通行の規制を設けて安全に誘導を行いました。
トンネルの前後は、山間部という特性上、急なカーブもあり細心の注意を払って誘導を行っています。また、新たな道路を新設する工事現場への工事用車両の出入口もあるため、誘導員をその交点に配置(写真下)して安全を確保しています。

トンネル内の照明は、LEDで大変明るく見通しが良いですね。(写真下)トンネル内のコンクリートも比較的綺麗で、明るさを感じやすいです。
一方、古いトンネルになると、壁が排気ガスなどで黒ずみ、照明も暗い場所もあります。節電でしょうか?照明が1つおきに消灯しているトンネルも見かけることがあります。

さて、一般的にトンネルに入ると急に暗く感じて見通しが悪くなり、トンネルの壁が近いため速度が速くなったように感じたことはないでしょうか?
車を運転していると、自然とアクセルを緩めこれまでの走行速度から速度が低下してしまっていた経験があると思います。
特に、上り坂のトンネルでは、前方の車両への追突の危険が高まります。また、サングラスや調光(偏光)眼鏡をかけていると、更に暗く感じるため、十分な車間距離をとってトンネルに進入することに心がけたいです。
人間の目は、明るいところから急に暗いところに入ると周囲が良く見えなくなり、暗さになれると徐々に見えるようになってきます。これは「暗順応」という目の調節機能で個人差がありますが、暗さに慣れるための時間は、10分から30分(明るい室内から夜の屋外に出たときは顕著)と言われています。これだけ長い時間走行しなければならないトンネルは、あまりありませんね。

暗順応の反対で「明順応」という機能もあります。暗い場所から明るい場所に出たとき最初はまぶしいですが、暗順応より早く順応すると言われています。
距離の短いトンネルでは、ほんのわずかな時間でしかないため、暗順応や明順応をあまり意識しないことが多いですが、長いトンネルやその(トンネル内を含む。)の前後にカーブあるときには、注意が必要です。
暗順応も明順応も、体調や年齢により個人差が大きくなるので、普段から自分の順応速度がどの程度なのかを押さえておくと良いかもしれません。

山間部の道路は、トンネルがあったり、また地形に沿って様々なカーブや道路の傾斜が存在します。
安全に走行するためには、普段から健康に心がけ、慣れた道でも安全な速度で十分な車間距離をとって走行することに心がけましょう。
特に、工事用の看板を見かけたら、この先に工事が行われていることをあらかじめ予告していますので、特に慎重に走行していただけると助かります。
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