冬場も大活躍

皆さんこんにちは。
誘導員が冬場はどんな現場で勤務(一例です)しているのかを紹介したいと思います。
多くの方が利用する道路では、道路そのものが痛んだり道路の下を通る水道管やガス管あるいは下水道などのメンテナンスで工事をするときには、交通誘導員が安全を確保するために誘導を行います。
大部分の道路では、一定の積雪があると「除雪」が行われます。除雪された雪は、道路脇に寄せられたり積上げられる形で車が通れるようにしています。
道路があるのは平地ばかりではありません。写真でもわかる様に道路脇に山の斜面や法面がある場所では、斜面に積もった雪が崩れてこない様に「排雪」をすることがあります。
除雪は、雪をかき分けて車を通れるようにする作業で、排雪は、道路脇に堆積した雪を取り除く作業というイメージです。
道路脇の斜面には、除雪に関わらず降り積もった雪が堆積をしていきます。このため、その雪が崩れて雪崩を起こさない様に排雪をすることがあります。
ここ最近(まだ1月中旬)は、気温が高く雪解けが促進され、当日も雨が降ったり止んだりの天気でした。
気温の低い厳冬期には、一度に多量に積もった新雪がその重みで崩れたり、古い積雪面から新雪が滑り落ちて、表層雪崩が発生しやすくなるという特徴がありますが、春先などに気温が上昇すると、雪解け水や降雨で積雪と地面との摩擦が小さくなり、斜面の積雪全体が崩れる全層雪崩が発生することがあります。
今日紹介している場面は、全層雪崩を防止するための排雪作業の様子です。

道路脇に除雪で積もった雪も水分を多く含み、道路側や歩道側に少しづつお辞儀をしてきましたね。
重機が作業をしている場所には、道路の両端で片側交互通行の規制をする誘導員(ストッパー)のほかに、通過する一般車両の安全を確保するために複数の誘導員が配置され、重機のオペレーターとも連携して誘導をしています。

法面バケットが装着されたバックホー(写真上)で斜面から雪を崩し、大きなバケットが付いた車輪のホイールローダ(写真下手前)で、回転式の羽根で雪を飛ばす除雪用のロータリー車(写真下奥)のところに集められ、斜面以外の場所に雪を飛ばしていきます。


道路脇は積雪となっているため、誘導員は自らの安全を確保しつつ慎重に誘導します。

それでは、また次回をお楽しみに!
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